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全ての作品に高品質なグローバルイルミネーション3DSMAXを使用し、よりリアルでハイクオリティな作品を実現し、クラウド技術を利用しているため、常に最新のソフトと設備を用意しております。その為、納品や変更・修正にも迅速的に対応でき、お客様のビジネスチャンスを逃すことはありません。
グローバルイルミネーション3DSMAXとは高度な計算より、現実世界に近づけた大規模の計算処理をクラウド上で行い、写真に近い描画をさせる技術です。
下記は、一部分の内容のみを引用していますので、興味があるかたは、リンク先を参照ください
3ds Maxは難しいソフトか?
著者:冨田 和弘
今はMaxを使ってないけどいずれは使ってみたいと思っている人もいると思います。中には使ってみたけど難しくて挫折してしまったという方もいるようです。初心者の方で勉強はしているけど難しいと感じている方、結構使っているが表現的に壁にぶつかっている方、はたまた挫折した方などは 3ds Max を難しいと感じているようですが、実際はどうなのでしょうか。
私の答えは「3ds Maxは簡単!」です。ただし、これには但し書きが付きます。それは「使いこなす」レベルに達するのは難しいが、日々の建築パース・CGパース制作業務で「必要な分だけ使う」のは簡単だというものです。もともとエンターテイメント系で使用されるソフトですから奥が深く、様々なコマンドやパラメータを使いこなすのは難しい事は間違い有りません。ただし、建築のパース制作に限っていえばそう難しいものではありません。実際に私はMaxの全コマンドの2割前後程度しか使っていないと思いますが、仕事が出来ています。
要するに100%使いこなすのは難しいが2割程度使う分には簡単だという事です。特にこれまで挫折した方や初心者の方は、Max全体を知らず知らずのうちに学ぼうとしてコマンドの多さや、その関係性の複雑さに戸惑い「Maxは難しい」という気持ちになっていったんじゃないでしょうか。建築パースに必要な分だけを体系的に学ぶことが出来れば、これまで難しく感じていた方もハードルが随分下がって、「使えそうだ」という感想に変わるんじゃないかと思います。
建築パースに重要な事
以前のコラムで書きましたが、建築パースで最も重要なのはカメラアングルです。次に重要なのがライティングです。ライティングとはコントラストや影の出し方を意味しています。ここまでを上手く設定出来ればパース制作の8~9割方は成功したといえる位の重要度です。残りの1~2割がマテリアルになります。制作者によって比率は変わってくるとは思いますが、プライオリティは変わりません。
ここで考えて欲しいのが、重要といっているカメラアングルの設定やライティング(ここでは話を簡単にするため外観パースでのデイライトを例に話します)で特別難しいパラメータがあるのか?と言うことです。カメラでいえば、eyeポジションとtargetポジションを決め画角を決める程度です。デイライトに関しては北の方向と日時を決める程度です。露出調整も数個のパラメータで事足ります。レンダリング設定に関してもmental rayを使用するのであれば、ファイナルギャザーはプリセットの値だけでも大丈夫ですし、フォトンに関してもスイッチのON/OFF程度でも大体は何とかなります。
このパースは色々な所で使用しているので見たことが有る方もいると思いますが、私が mental ray を全く知らない状態から始めて4時間で設定したパースです。背景(空と緑)のレタッチに3時間ほどプラスしてかかってますが、建物は一切レタッチを行っていないレンダリングしたままのパースです。素晴らしい出来のパースかどうかは個々の判断基準にもよりますが、少なくとも箸にも棒にもかからない駄目なパースにはなっていないと思います。初めて mental ray を使用したので、ライティングはデイライトだけで、GIはファイナルギャザーのプリセット値の「低」を使いフォトンは使用せず、後は露出制御でコントラストを調整しています。使用マテリアルは基本的にProMaterialとArch&Designをテスト的にランダムに使用し、CGでは基本的なパラメータのみを調整しただけのものです。
どうですか? 何かこれならやれそうな気がしてきませんか? それとも、そのくらいは使っているけど思うような絵にならないと嘆いている方の方が多いですか? そうとすれば違いは何処にあるのでしょうか?
レンダリングテクニックではなく、制作スキルを身につける
違いがあるとすれば、アングル設定とコントラスト、それと全体の色調を含めた調整です。CGのレンダリングテクニックやマテリアル設定の技よりも、どの様な構図(アングル)にして、どの位のコントラストで、それを何処に付けるかに心血を注ぐ、いわばCGパース制作のスキルを身につけることが重要で、それを数少ないパラメータで実現させているため、レンダラーを短時間で使えるように出来るのです。またこのスキルが身に付いていれば、どのようなレンダラーを使用しても短期間で使えるようになります。私の経験としてはMaxwell Renderは使い始めてから1日、V-Rayは2~3日で業務で納品するパースを制作しました。